恒温恒湿装置 露点飽和散水システムのサーマル・ヒューミ・コン
- 露点飽和散水システム
- <機 構>
①送風機と、②の循環ポンプを起動します。③冷水槽よりポンプにて④充填材に冷水を散水します。⑤吸込み口から入ってきた空気と冷水が接触し、吸込み空気の冷却と加湿を同時に行います。
設定温度より降下した空気は⑥ヒーターのPID制御にて安定した室温にコントロールされます。 - <湿度制御>
ある一定温度の冷水と空気が散水接触するシステムでは、湿り空気の特性上、一定の水分量である原理を利用しています。よって、湿度は、冷水温度でコントロールします。
- サーマル・ヒューミ・コン 標準仕様
※純水系統・循環水系統の配管、バルブ類は塩化ビニール又は、SUSを使用(水道水使用の時は、別途協議)
※冷媒配管距離は、10m以内とします
飽和散水加湿器 ヒューミ・コン
- 飽和散水加湿器(シャワー方式)の概要
送風空気に散水シャワー効果で加湿する方式により、吹出し空気状態が最大でも相対湿度80~90%で過飽和状態にはならない加湿システム。
この方式により、大風量の加湿機が可能になりました。
バイパス空気(加湿しない空気)を、混合する事で、低湿度域でも安定した制御が可能となりました。
主要部分はステンレスを使用し、シャワー室のケーシングは2重構造で、強度と耐久性に優れています。
オプションの冷凍機と加温ヒーターの組合せで、恒温恒湿装置(露点飽和散水システム)として使用が可能です。- 蒸気加湿器との比較…メリット
蒸気加湿器は使用状況により、電気ヒーターが断線する故障が生じます。ヒーターレスのヒューミ・コンならメンテナンス費用も大幅削減。
蒸気式の場合、蒸気の熱により空気の温度が上昇します。ヒューミ・コンは水と空気の接触による気化熱が冷却作用となります。
ヒーターレスなので、蒸気式に比べて消費電力が大幅に下がります。また、殆どメンテフリーで導入後のコストでは、6〜10倍の差が出てきます。(当社比。使用状況により変わります)- 飽和散水加湿器 ヒューミ・コンのシステム
- <運動動作>
①送風機と、②のポンプを起動します。③吸込み口から入ってきた空気を循環水で④散水シャワーします。 その効果で顕熱を奪い水分が気化し、設定湿度を保った空気は、⑤エリミネータを通過し①送風機にて、⑥ダクトを経由し⑦HEPAユニットよりブース内に送風されます。 設定湿度のコントロールは、⑧ブース内湿度センサーの信号により、ポンプ水量を制御します。 - <バイパス機構…新機構>
⑨バイパス空気と加湿空気の混合により低湿度域の安定した制御を行います。 - ヒューミ・コン 標準仕様
※1 仕様・規格の詳細は、仕様書をご確認ください。
※2 吹出し風量は、60Hz運転の数値を表します。
※3 加湿量の算出は、吸込み空気温度23℃・湿度55%の時の数値です。
※ 本仕様は予告無く変更することがあります。